先々週のバーレーンでの合同テストでは、マクラーレンが一歩どころか二歩ほど
先行しているように感じられましたが、実戦ではどうなるか。
またルイス・ハミルトンが加入したフェラーリとか、ジョージ・ラッセルが前面
に出てくるメルセデス、そして今年で五年連続のワールドチャンピオンの獲得が
期待されているマックス・フェルスタッペンのマシン(テストの際には優位性が
あまり感じられないとされていました)の改善は進んだのか、など注目ポイント
が幾つもある開幕戦が始まります。
フリー走行ではマクラーレンとフェラーリ、メルセデスが相変わらずの好調ぷり
が伝えられるのに対して、去年のドライバーズチャンピオンであり、現役最速と
考えられているマックス・フェルスタッペンはレッドブルのマシンが今一つ速さ
が感じられないとして、今年のタイトル争いは厳しくなるだろうと現状が楽観視
出来る状況ではないことを認めていましたが、決勝を前に予選結果から現時点の
各チームの仕上がり具合が見えてきたような感じがします。
予選でポールポジションを獲得したのは予想通りマクラーレンのランド・ノリス
二番手もマクラーレンのオスカー・ピアストリということで、合同テストの時に
感じた、他チームよりも数歩先に行っている印象は間違いありませんでした。![]()
三番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン
マシンが今一つの出来であっても現役最速の技術と勘の鋭さは失速することなく
優勝を狙える位置からのスタートを確保しました。
四番手にメルセデスのジョージ・ラッセルが入り、マックス・フェルスタッペン
の隣(二列目)からのスタートになりますが、昨年の仲違いからの関係修復には
至っていないようなので、スタートで何かトラブルがあったら再び、罵り合いに
発展するかもしれません。![]()
五番手は予想よりも上位を確保したレーシングブルズの角田裕毅です。
レッドブル系の中では来年は居場所がないとヘルムート・マルコやクリスチャン
・ホーナーにプレッシャーをかけられていますが、ランド・ノリスから0.3秒差
での五番手確保ということになり、展開次第では表彰台も期待できる位置からの
スタートということで、2025年の角田裕毅は過去最高の成績を収めて他チーム
のオファーを受けられるかもしれません。
前評判の割に意外に順位を落としたのは、フェラーリのシャルル・ルクレールと
ルイス・ハミルトンで7番手、8番手からのスタートになりました。
今年から角田裕毅と同じチームになったアイザック・ハジャーはQ2突破に失敗
して11番手からのスタートですが、今年からレギュラードライバーとして契約を
結んだルーキーの中では最上位になりました。
その他のルーキーではアルピーヌのジャック・ドゥーハンが14番手、ザウバーの
ガブリエル・ボルトレトが15番手、メルセデスのトト・ヴォルフのお気に入りの
アンドレア・キミ・アントネッリは16番手、そしてハースのオリバー・ベアマン
は最後尾の20番手という結果で、特にサプライズのないことになりました。
角田裕毅よりもメンタル面が評価されてレッドブルに昇格したリアム・ローソン
は18番手と後方からのスタートで、セルジオ・ペレスとの契約を打ち切ってまで
昇格させた割りにはQ1通過も出来ない惨敗ぶりでした。
クリスチャン・ホーナーは、全てのドライバーの中で唯一コースを知らないから
と意味の分からない擁護をしていますが、他のルーキーたちも条件は同じです。
同じマシンに乗っているマックス・フェルスタッペンは三番手なのでマシンには
問題はないですし、レッドブルには向いていないと言われた角田裕毅は五番手を
確保していますから、リアム・ローソンが遅いというのが事実でしょう。
セルジオ・ペレスのファンからはスローソンと呼ばれているみたいですが、決勝
で大きく挽回できるとは思えないので、当分は批判が擁護を上回るでしょうね。


