控えて、バーレーンでの合同プレシーズンテストが開催されました。
昨年のコンストラクターズチャンピオンのマクラーレンが、今年も好調な感じで
テスト1日目のトップタイムを記録したのはランド・ノリスでした。
10チームが前半・後半でドライバーを交代しているので20人が参加しましたが
その中での最速がランド・ノリスで、チームメイトのオスカー・ピアストリとは
約1秒半ぐらいの差が付いていました。
そうは言っても、あくまでもテストドライブであって目一杯のタイムアタックを
しているわけでもないですし、当然、本当に見せたくはない手の内を見せるほど
情報管理が出来ていないチームもありませんので、プレシーズンテストの調子で
今シーズンのチャンピオンを占うなんてことは出来ないです。
マクラーレンと並んで、今シーズンの表彰台で一角を占めると見られているのが
メルセデス、レッドブル、フェラーリなんですが、その中で最速タイムを出した
のがマクラーレンということで、今年も優勝争いに加わることが出来るチームは
あまり変わり映えしないような感じがします。
今年デビューするルーキーでは、キミ・アントネッリ(メルセデス)が、7番手
アイザックハジャー(レーシングブルズ)は11番手、ガブリエル・ボルトレト
(ザウバー)が12番手、そしてジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)が14番手
20人の中で最下位の結果になったのが、オリバー・ベアマン(ハース)という
ことになりました。チームメイトも同じようなタイムを出したのが角田裕毅と
エステバン・オコンだったので、レーシングブルズとハースのマシンは1日目は
まだ本来のパフォーマンスを出せなかったのかも知れません。
プレシーズンテストの二日目も、大きなトラブルが発生することもなくテストが
続けられ、二日目のトップタイムを出したのはカルロス・サインツでした。
2-3番手は、フェラーリのルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが並んで
4-5番手がメルセデスのジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリという状況で
それぞれのチームがそれぞれに仕様を変えながら走行しているので、同じチーム
の二人は大体同じようなタイムを出す傾向がありました。
どのチームもセットアップを試している段階なので、本当の実力は見せていない
状態の中ではあるものの、プレシーズンテストの三日間を終えて優勝候補になる
と見られるのは、やはりマクラーレンかなという感じです。
フェラーリはアンダーステアが出ているようで、コーナーでの減速時には繊細な
コントロールが大切という感じの話が出ていますが、ルイス・ハミルトンの見方
では、ゆっくりと絆を深めているということで、そんなに問題ではない感じでは
あるようです。マクラーレンとフェラーリのバトルに、メルセデスとレッドブル
が絡むという感じで、緊張感のあるレースが多くなりそうな感じです。
とりあえず、角田裕毅はリアム・ローソンには勝ってほしい。