2024年11月07日

アイルトン・セナ 没後30年

今回のサンパウロGPではブラジルの英雄(古館伊知郎さんの造語による音速の
貴公子)アイルトン・セナが亡くなって30年(1994年5月1日 イモラで事故死)
になるためレースの公式プログラム「SENNA SEMPRE (SENNA FOREVER)」
に追悼イベントが組み込まれました。

SENNA24-1.jpg

1990年にアイルトン・セナが、ワールドチャンピオンを獲得した際にドライブ
したマクラーレンホンダMP4/5B(自然吸気のV10 3490cc ホンダ RA100-E)
をルイス・ハミルトンが運転しました。






アイルトン・セナがアラン・プロスト、ゲルハルト・ベルガーと共に積み上げた
44勝を達成したマクラーレン・ホンダで、1988年までのターボエンジン時代が
自然吸気エンジンになったレギュレーション変更で登場したMP4/5は1989年は
アラン・プロストがワールド・チャンピオンを獲得しました。

アラン・プロストが移籍し、ゲルハルト・ベルガーがチームメイトになった翌年
MP4/5Bとして改良型が発表され、1990年のタイトルを獲得したマシンです。

現在のターボハイブリッドエンジンとは明らかに違う、自然吸気のエンジン音は
10年以上前のF1を懐かしく思い出させてもらえました。





現在のトップレーサーであるルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン
ピエール・ガスリー、引退したセバスチャン・ベッテルなどの多くのドライバー
が最大の尊敬の言葉を送り、サーキットに集まった大観衆がルイス・ハミルトン
が駆るMP4/5Bに対してセナと大きな声で叫ぶ映像を見て感動しました。

こんなにも偉大なドライバーのレースをリアルタイムで観ることが出来たことは
本当に幸運だったと思います。年齢的にもそんなに差がないので、亡くなった時
は本当にショックでしたが、あれも運命だったんだと今では思っています。

posted by SUZURAN at 20:34| Comment(0) | 訃報・追悼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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