男性は、単純に「後腐れのない人」を選ぶ傾向が強いのに対し、女性の場合には
現在の夫を超える条件を持つ人を選ぶという説があります。
その選択の過程には動物的な本能(深層心理)が強く影響しているという見方が
あり、なかなか興味深いと言うか、女性が男性を選ぶ一つの基準を理解すること
が出来て、なかなか面白い考え方だと思います。

女性が不倫相手を選ぶ基準の前には、まずは夫を選ぶ基準があるわけなんですが
その基準というのは、端的には「生活の安定」なわけです。
さらに細かく言うなら、あまり賢くなくても良いので、冒険心が旺盛とか洞察力
が鋭いなど、夢が大きく切れ味の鋭いタイプはダメなようです。
結婚生活は基本的には長く安定して波風のない生活が第一であり、日々の暮らし
が、ジェットコースターのように不安定では困るわけです。
それは男のロマンでも、体制の維持に反抗する反社会的な思想でも、びっくり箱
のような思い付きを実行する人でもなくて、とにかく生活が安定していなければ
それは女性にとっては非常に困るわけです。
なので、いくら楽しい人であっても、永遠に夢を追う少年のような心を持った人
であっても、家庭を守ってくれる人でなければ、夫としては不適格なわけです。
これは性的な部分も同じで、あまりにも特殊な性癖の人とか、常日頃から性交は
毎日しないと満足できないというような人と結婚してしまえば、体調が悪くても
セックスに付き合わなければならないといったことが想定されるので、不利益を
被る確率が高くなりますから、結婚相手に選ぶのならばセックスに積極的な人や
性的な関係に探究心旺盛な人は困るわけです。一般的な傾向としてですが。
このような条件を吟味して、全ての基準をクリアにして結婚を決めても結婚後に
突然、豹変してしまう人もいる(家庭にお金を入れないとか、体調の悪い時でも
セックスを無理強いするとかのダメ男)ので、結果として離婚とか家庭内別居が
顕在化してくるわけなんですが、それはまた別の話ということで、今回は深入り
しないようにします。
で、不倫の話なんですが、安定していて面白みのない夫に代わって、夢や悦びを
与えてくれるのが不倫相手ということになります。
生活感はないけれど自由になるお金をたくさん持っている人とか、学者肌で一緒
に生活をすると息が詰まりそうだけど、優秀な遺伝子を持っていることが確実な
天才・秀才タイプとか、アブノーマルなセックスにも理解があり何度でも絶頂へ
導いてくれるセックスのテクニシャンとか、そんな人たちですね。
実は不倫をする女性の多くが、本人の意識的な行動ではないにも関わらず排卵日
に不倫相手とセックスをするという傾向がある研究によって分かりました。
無意識に、優秀な精子を本能(卵子)が求めているということになるようです。
優秀な遺伝子を受け継いだ不倫相手との子を、平均的な遺伝子を持つ夫がセッセ
と働いて養育するというのは、一見ホトトギスのような家庭生活にも見えますが
子どもの本当の父親は母親しか知らないというのが真実であり、なにかの理由で
DNA検査でもしない限りは表面化することはないでしょう。
そのように考えてみると、もしかしたら、家の子もあまり自分とは似ているとは
言えないような気がするなぁ~、なんて考える男性も結構な割合で存在している
かも知れませんが、知らぬが仏という言葉もありますから、その辺はあまり真剣
に追求しない方が幸せだと言えるように思います。