を買って、死因の特定の仕方とか、死亡推定時刻を割り出すために必要な情報を
遺体から探るための手順など、かなり嵌っていたことがありました。
監察医の上野正彦氏が出版した「死体は語る」を読んで、その後の一連の著作も
ほとんど読んだような気がしますが、最初に読んだ「死体は語る」以上の内容は
なかったように記憶しています。
そんなわけで、変死体を調べて死因を探り、他殺であれば犯人に結び付く接点に
なる物証を死体から導き出すみたいなドラマや映画が好きなんですが、医療系の
ドラマも好きで、元々、Disney+の契約をしたのも韓国のドラマの「キムサブ」
のシーズン3の独占配信がDisney+で始まったからでした。
その後もディズニー映画やエミー賞を受賞した「SHOGUN」などを観ているので
Disney+の契約は続けていましたが、偶然「BONES -骨は語る-」というドラマ
を見て、監察医ではなく女性法人類学者が、腐敗した遺体に残った骨や焼死体の
燃え残りの骨、粉々になってしまっている骨から、その骨の人種、性別、年齢や
骨のすり減り具合から職業を導き出して、FBIの相棒と共に事件を解決する過程
を見ていくのに魅力を感じて、シーズン1から順に見ています。
ドラマ自体は2017年の第12シーズンの放映を最後に終了していますが、現在は
まだ第3シーズンですから、まだまだ半分までも進んでいません。
主人公のブレナン博士、FBIの相棒のブースともに、性格的には良い人ではない
という設定も好きで、このあたりは韓国ドラマの「ジャスティス 検法男女」の
も国立科学捜査研究院のペク・ボムが性格的に問題がある設定なので、基本的に
死体を検案する人は変わり者的な見方があるのかも知れません。
ブレナン博士の感情のない論理的な発言に対して、ブースが「きみは狡賢い」と
言った台詞に対して、「賢いわよ、ただ狡くはない」と、ブレナン博士が返した
会話などが気に入って続き物のドラマ(ストーリー的には一話完結)なんですが
1日1-2話のペースで見ています。
初期の頃のエピソードには、故・ライアン・オニールが殺人犯でブレナン博士の
父親役で出ていて、若い頃の甘いハンサムの面影はありませんが、最初に見た時
にすぐにライアン・オニールだとわかりました。
素行の悪さで映画出演の機会は激減していましたが、映画のような主役ではない
ものの印象に残る配役でドラマには出ていたことがわかり、海外ドラマを見ると
意外な発見があって別の意味で面白いことも分かりました。
何十年も前に読んだ「法医診断学」の本で書かれていたことと、同じような手法
で死亡推定時刻を導き出したり、殺人事件の現場で証拠を探す様子を見ていると
実は法医学の分野は地道な手作業が結果に結びつくことなんだと思います。
高校を卒業した後で、約9,000円で買った「法医診断学」の本を古本屋に持って
行きましたが、店番のお爺さん曰く、家にあった親の本を持ってきたんだろうと
と言われて引き取ってもらえませんでした。
どう見ても医者の息子に見えるような身なりはしていませんし、そもそも医者の
息子が親の本をこっそりと持ち出して売るほど、お金がないなんて思いませんが
二十歳にも満たない若造が法医学の専門書を古本屋に持って行くのは、普通では
ないと思われても仕方ないかもね、と今なら思います。
ドラム缶に死体を入れてコンクリートで固めて沈めても、腐敗して発生するガス
によってドラム缶は浮かび上がり、完全犯罪のつもりでも死体は発見されるのが
現実ですが、死体の体格から割り出した重りを一緒に沈めることで、ドラム缶は
絶対に浮かび上がってこないという計算式があり、それを知っているのは法医学
を熟知した監察医だけなんですよね、その計算式を知りたい人が世の中には存在
するとされていますが、絶対に明かしてはいけない秘密になっています。
こんなことを書いていると、ドラム缶に詰められた変死体が見つかったら容疑者
にされてしまうかも知れませんが、その秘密の計算式は知りません。
警察の捜査員は連絡してこないでくださいね。人を殺す理由はありません。
コメントありがとうございます。
1日100件は少々オーバーかと思います。
日本で一年に自殺者と認定される人は大体30,000人ぐらいです。
東京だけで100人の不審死だと東京だけで年間36,500人になってしまい
日本全国の自殺者を引いても、6,500人ぐらいの他殺者が出ていること
になってしまうので、その1/10ぐらいではないでしょうか。
日本で殺人・強盗・放火・強姦の重大犯罪が一番多い都道府県は大阪府
で、重大犯罪発生率も大阪が1位です。
ちなみに殺人事件が一番多いのは茨城県で、警察庁の犯罪発生に関する
データベースからの結果です。