一昔前は今よりも賑わっていましたが、余暇の過ごし方が多様化して旅行=温泉
という時代ではなくなったことで、ラグーナテンボスというプールを中心にした
リゾート施設はあるものの往年の観光地の時代のようなことはありません。

以前は竹島という島自体が天然記念物の小島との間の海は、遠浅の潮干狩り場と
して人気がありましたが、かなり前からアサリは不漁で、潮干狩り自体を特定日
にしか営業できなくなっている状況になっています。
アサリ自体が生育不良とか、密猟者による乱獲、クロダイの増殖によって生息数
が増えて、アサリを食べられてしまうなどの原因があるみたいですが、若い頃に
2kgの袋に目一杯アサリが獲れたのは夢幻になっています。
竹島という島は、大潮の干潮の時には歩いて渡れるぐらいの距離(約400m)に
ある島ですが、本土(蒲郡市側)とは異なる植物体系が数百種類確認されている
ことから天然記念物に指定されています。
島の中には「八百富神社」という弁天様を祀った神社があり開運・安産・縁結び
のご利益があるらしいです。(個人的には神仏を信仰の対象としてはいないので
拝んだら神仏の加護があるとは思っていません)
それでも蒲郡市ではパワースポットとして宣伝しているぐらいなので、何か特別
なご利益があるのかも知れませんね。
ということで、愛知県に生まれて(戸籍上は出生地は岐阜県ですが…)60年以上
住んでいながら竹島に上陸したことはなかったので約400mの橋を渡りました。
小島ですが、小山になっているので階段を上って八百富神社まで行くのはパス。
信仰心のないのが階段なんて上ったら天罰で転げ落ちそうですからね。
以前から蒲郡の有名ホテルとして知っていましたが、遠景を見たことがなかった
蒲郡クラシックホテルを島側から初めて見ました。
元々は民間企業の蒲郡ホテルが、蒲郡市に売却され、事業を継承する企業が選定
されてプリンスホテルに売却され、蒲郡プリンスホテルになりましたが、合理化
に伴い、プリンスホテルから呉竹荘(浜松市)に事業継承になったという経緯が
ある歴史のあるホテルです。皇族方の蒲郡での定宿だった歴史のある老舗ホテル
で、プリンスホテルが撤退を発表した時には廃業の話も出たような気がしますが
くれたけホテルチェーンの呉竹荘が引き継ぎ、現在は国の登録有形文化財として
文化財登録原簿に登録されています。
空の黒い点はゴミではありません。鳶です。
竹島から戻った後は、海辺の町ということで三谷温泉海岸の方へ移動して、生魚
料理・辰巳というお食事処で刺身定食を食べました。
せっかくのお出かけなので刺身定食の上をお願いしたところ、刺身が船に乗って
登場したので、ちょっと驚きましたが美味しかったです。
蒲郡市のホームページで深海魚とか鮮魚を推している割には、海鮮料理飲食店が
あまり目立たなかったのが少々、意外な感じがしました。
コメントありがとうございます。
メニューに写真がなかったので、船で出て来るとは思いませんでした。
給仕をする女性も会計をする多分、ご主人だと思いますが対応が丁寧で
良いお店でした。