総合バスターミナルというぐらいなので、新宿のバスタのように二階、三階へと
階層上のイメージでしたが、乗り場は横に並列に長く1階に集中していました。

釜山にはもう一つ西部バスターミナル(沙上)というのもあるので、事前に予約
した場合はバスターミナルを間違えないように注意が必要かと思います。
麗水行きはターミナルの右端に近い場所が乗り場でしたから、左端の方ははるか
遠くの方に見えますからね、これ、左右を間違えたら最悪です。
高速バスは標準が左2列、右1列の3列仕様になっています。(長距離の場合)
慶州行きなどの近距離だと4列仕様、長距離で便数が多い路線だと個室のような
2列仕様のバスもありますが、当然料金は高くなります。
麗水行きのバスは出発時間の15分前に乗り場に着きました。
日本から予約をしチケットもプリントアウトしていたので、乗車時にQRコード
をかざしましたが、怪しげな音がしました。
指定した席に着くと運転席の上のディスプレイに座席の表示があり、購入済みの
座席は黄色になっていて、乗車済(QRコード読み取り済)の席は青色になって
いますが、自分の席は黄色のままです。
ドライバーが乗車状況のチェックに来て、韓国語でディスプレイを指差して何か
言っているのは、読み取りが出来ていないと言っているのでしょうが、プリント
したQRコードは読み取り不能で役に立ちません。
予約したサイトの画面を見せると、チケットを買っていることは理解してくれた
みたいで、使えないQRコードがプリントされた紙を回収して一件落着です。
麗水からの帰りは窓口でチケットを出してもらう方が確実だと思ったので、帰り
はそうすることにしましたが、その辺りのことは帰りの時に書きます。
途中で1回、サービスエリアで休憩がありました。
出発時間が韓国語のみでの案内だったので、バスから降りるのを躊躇しましたが
通路を挟んで隣の人が、日本語に変換したスマホ画面で出発時間を教えてくれて
とても助かりました。
休憩から1時間ほどで到着時間になりましたが、道路が渋滞してバスがなかなか
進まなかったこともあり、20分ほど遅れて3時間で麗水に到着しました。
麗水に到着してバスターミナルを出て、カカオタクシーを呼ぼうとスマホの画面
を見ていると、バスの中で休憩時間を教えてくれた人が、またスマホを差し出し
翻訳アプリで「なにかお手伝いすることはありますか?」と聞いてくれました。
ホテルまでのタクシーを探していますと答えると、一緒に歩いてタクシー乗り場
まで連れて行ってくれて、ドライバーにホテルの場所を説明してくれて、料金を
聞いてくれたので、なんて親切な人だろうと思いましたら、なんとドライバーに
10,000Wを払ってくれて、Have a nice day!と言って去っていきました。
あまりのカッコ良さに、泣きそうになるぐらいでした。
バスの中で韓国語がわからないことは知られていましたが、そこまで面倒を見て
くれるとは想像もしていなかったので、カムサハムニダしか言えませんでしたが
もしも、同じように日本で困っている韓国の人を見つけたら、お返しをしようと
心に違いました。(田舎なので、そのような機会はあまりなさそうですが)
コメントありがとうございます。
旅先ではいろいろなことがありますが、今回のようなことがあるので
なかなか旅人からの卒業は出来ません。