浜名湖の干潮時にJR東海の在来線の鉄橋下で、船を固定して浜名湖内から海へと
流されてくるエビ(クルマエビ、クマエビ)をたも網ですくう漁法のことですが
一人約1万円で漁師さんが操船する船に乗せてもらって参加できます。

去年は21時(引き潮の時間に合わせて日々、出航時間は変わります)に出航して
約3時間、4人で海面を見つめて、流れてくるエビをすくいましたが結果としては
7匹をすくっただけに終わりました。
漁師さんがルアーでスズキを数匹釣ってくれて、血抜きまでしてくれたので全く
お土産がないということにはなりませんでしたが、残念な結果でした。
ということで、今年はシーズンイン(5月頃から)から、あまり遅くない時期に
出漁することにして、6月19日を予約したのでした。
事前に予約しているので当日の天候は自然任せになりますが、過去の傾向からは
前日に雨が降って、翌日が蒸し暑い日にエビが多く流れてくるという情報を知り
天気予報を気にしていましたら、6月18日は一部の地域で大雨警報が出るほどの
雨が降り、翌日の6月19日は一気に気温が上がり、34℃まで上昇するという予報
になって理想的なコンディションだと期待して現地に行きました。
漁を取り仕切っているのは極漁丸という浜名湖の漁師さんのグループで、去年は
かなり若い漁師さんでしたが、今回は中堅どころという感じの方でした。
出航時間は20時で、現場までは10分もかからずに到着しました。
鉄橋の下に係留用のロープをかけて、船底のライトを点灯して漁の開始です。
時々、在来線の電車が通ると轟音が響き渡り、少し先の鉄橋は新幹線が秒の速さ
で通り抜けていきますが、エビに注意を向けていると音も気になりません。
幸先よく、エビが流れてくるようになり、去年はやたらと目立ったクラゲの姿は
ほとんど見られませんでした。
去年は大型のスズキも群れていて貴重な流れてきたエビを横取りしていましたが
今回は一か月半以上、去年よりも早い時期なので、まだスズキが成長していない
ような感じで、スズキの姿はあまり目立ちませんでした。
エビだけでなくカニや魚もすくえますが、カニは甲羅の幅が数センチ程の小さな
カニなので、網に入れることなく流し、魚は漁師さんが30センチほどの大きさの
シタビラメをすくってくれたのでお持ち帰りしましたが、他には小さなホウボウ
をすくいましたが、漁業資源の保護のためリリースしました。
あと、細長いにょろにょろしたのが泳いでいましたが、漁師さんからあれは食用
にならないウミヘビだと教えてもらいこちらも網は出しませんでした。
浜名湖だからといってウナギが泳いでいるわけではありませんでした。
船上でエビを獲りながらスマホなんて使っていると、なにかの間違いで浜名湖に
スマホを落とすなんてことになるのは残念なのでスマホは水濡れ防止用に保管箱
に入れていましたからエビの捕獲シーンの画像はありません。
結果として4人で20時から22時45分ぐらいまでエビをすくって約400匹のエビを
すくい獲ることに成功しました。
7匹が400匹ですからね、約57倍の好結果です。
考えてもいなかった大漁で、気を良くして来年以降も年中行事が確定しました。
雄踏漁港のたきや漁を体験したことはあるのですが、
えびすき漁を知りませんでした。
新居漁港で行われているのですね。
在来線鉄橋の下というのもおもしろそうです。
コメントありがとうございます。
たきや漁も一度行ったことがありますが、銛でカニや魚を突くのはかなり
難易度が高くて、たも網でサヨリをすくうのが精一杯でした。
漁の後で漁師さんがサヨリを天ぷらにしてくれて、漁師さんが突いたカニ
で味噌汁を作り、茹でがにも食べられて幸せな体験でした。
再度、たきや漁の予約を取りましたが生憎の雨で中止になり、仕方なく
家で浜名湖のホームページを見ていて見つけたのが、えびすき漁でした。
新居漁港に集合して約10分で漁場に着くので船酔いの心配もないです。
運次第というのが、ちょっと厳しいのですが、400匹も獲れてしまうと
もうハマってしまいました。また来年行くことにしています。
コメントありがとうございます。
去年の7匹と比べて、大きな違いでした。
クラゲが流れてくるのを見送っていた時間が大半だった去年に対して
今年は網ですくったエビをバケツに入れるのに順番待ちするぐらいに
どんどんエビが流れてきたので、時間が過ぎるのも早かったです。
漁師さんが200匹は確実、300匹ぐらいいるかもしれないと漁の後で
バケツの中を見ながら話してくれましたが、まさか400匹も獲れていた
とはわかりませんでした。
この日は他の船も大体同じぐらい獲れていたようです。
活クルマエビなので、踊り食いも考えましたが家に帰ったら午前1時
でしたので、冷蔵庫に入れて今回は素揚げで食べようと決めました。
翌日になっても生きていることが確認できたので、来年は生きたまま
踊り(刺身)で食べようと思います。