と、ほぼ何にでも使える冬の万能野菜である白菜についてのお話です。
今は担当が違いますが、以前は農産の担当をしていたので多少は野菜・果物の
ことはわかっているつもりで書いています。

白菜は一玉のサイズがキャベツよりも大きいので、少人数の家庭や一人暮らし
の人は持て余してしまうと思いますから、ほとんどの食品スーパーでは1/2玉
1/4玉のサイズにカットをして販売されていますし、最近はザク切りにして袋
に詰めたものが販売されているので便利になりました。
丸々一個で売られているものよりも空気に触れる面積が広い分だけカットした
白菜は鮮度落ちが早くなりますから、カットした白菜の鮮度を確認する方法を
書いておくようにしますので白菜を買う時の参考にしてみて下さい。
白菜に限ったわけではありませんが、多くの野菜は収穫された後も生きて成長
を続けていて、たとえ白菜を半分にカットしてラップで包んだ場合であっても
同じように白菜は成長を続けているので、中心部分が盛り上がってきます。
その様子は野菜売り場で見かけた人も多いかと思います。
店舗の担当者は、その成長を遅らせることを目的に、白菜の根に近い一番下の
部分に、縦の切り込みを入れて成長を止めるようにしています。
(基本的にはそれで白菜の成長は鈍化するはずです)が、旬の白菜は元気一杯
ですから、どうしても白菜の成長は続いてしまうので、カットした中央部分が
徐々に盛り上がってくるのですね。
つまり、カットして時間の経っていない鮮度の高いものほど、カット面が平面
に近いということになりますから、カットした部分が盛り上がっていないのが
ベストなんですが、それはなかなか見つけにくいので、なるべく盛り上がりが
少ないものを選ぶようにするのが大切です。
ちなみに成長を止めるための細工を全くしていないお店は止め方を知らないか
作業を手抜きしている店舗だと考えるのが自然であり、そういう店では商品を
大切にしていないか商品知識のない担当者だと思って間違いありません。
白菜は基本的には生で食べることはありませんが、同じお金を払うのであれば
やはり野菜ですから鮮度の良いものが欲しいですよね。
同じような理由で、葉の中に黄色い部分が多いの白菜は収穫後に成長した部分
が多く含まれているということと、栄養の乏しい環境で育成された疑いがある
と思われますから、白い部分の多いものを選ぶようにしましょう。
次に一玉で買う場合ですが、この場合は同じ大きさならば出来るだけ重いもの
が、しっかりと葉が詰まった健康な白菜の証拠です。
但し、店頭で売られている白菜の大部分は農薬の散布を受けていますので外側
の緑の濃い葉っぱは3-4枚目ぐらいまでは捨てるのが良いと思います。
実際に作ってみて美味しかったレシピをのせてお
なお白菜は、まず外の葉が成長してから内部が充実してきますから、外の葉は
もっとも農薬や空気中の汚染物質にさらされていたということになります。
白菜の場合は外皮を廃棄することで安全度は非常に高くなります。
スーパーで白菜は1/4玉サイズで売ってることが多いです。丸々一個で欲しいのですがなかなか無いんですよね。
コメントありがとうございます。
白菜の一番簡単な料理は、細めのざく切りにした白菜を電子レンジで
1分から2分ぐらい(分量に合わせて)加熱して、一度水に浸けてから
ぎゅーっと絞ったものに、めんつゆか味ぽんをかけて花かつおを多めに
乗せるだけで、おかずにもおつまみにもなる料理が出来ます。
こちらは愛知のローカル都市なので普通に1玉で売っていますが、
やはり1玉を使い切るのはなかなか難しいです。鍋物にしても1/4玉で
大体は間に合ってしまいます。安い時だと1玉250円ぐらいの時があり
経済的な野菜であることは間違いないですね。
コメントありがとうございます。
半分に切った白菜の真ん中の部分が盛り上がっているのは時間が経って
いる場合もありますが、稀に鮮度が良すぎて元気なために盛り上がると
いう場合もあります。ただ、元気な白菜は葉っぱがピンとしていて見た
瞬間に新鮮だとわかりますから、もしもそんな白菜を見つけたら、その
場合は買いかも知れません。
冬野菜の代表的な品種ですから、今の時期は値ごろ感があります。
あまり栄養面では特筆することはありませんが、和洋中のなににでも
使えるので重宝する野菜ですね。