大人たちやテレビ番組、小学生の時には学校の図書室にも地獄に行った場合は
どのような責め苦が待ち受けているのかが書かれた本がありました。

希望としては天国に行ければ良いと思っていましたが、毎日が楽しいことだけ
の日々を永遠に送り続けることが出来る世界があるとは思えないですし、肉体
のない世界で快楽とか感じられないでしょうと考えたら、実際に人が死んだら
どうなるのか、ということを時に思うことがあります。

極楽というところも、あまり気の進まない世界のように見えます。
年齢を重ねてきて周囲の同世代、時には年下の人が唐突に逝ってしまうことも
リアルに経験するようになると尚更、死後の世界に興味を持ちます。
英国で重度の心不全患者2,000人以上の調査に基づいて、人間は肉体的な死を
迎えた後にも意識を持ち続けているのか、をテーマに発表された研究について
纏めた論文が以前に発表されたことがあります。
心停止した患者2,060人の中から、蘇生措置によって死の淵から生還した人が
330人いて、その内101人に対して聞き取り調査を行なった結果をもとにした
もので、話をした患者の中の39%の人が再び心臓が動き出す前に意識があった
ことは自覚していたものの、その間に起きた出来事については、明確な記憶が
ないと答えたということで心停止の段階で意識はあるものの、蘇生措置により
生き返った途端に、蘇生措置をしている間の記憶は消えてしまうということが
確認できたとされています。
中には心拍が停止していた3分間の間も、意識と自覚があったと思われる答え
をした患者もいて、現在の常識となっている、脳の機能は通常、心臓の停止後
20~30秒以内に停止し、心臓が再び動くまでは再開しないとされている説とは
明らかに齟齬があるので、臨床死(医学上の死亡)の後でも意識が続くのかに
ついて、さらに研究を続ける必要があると結論付けられています。
でも、もしもそのようなことが起きているとしたら、交通事故で即死したとか
飛行機が墜落して死んだとか、外見上は全く蘇生の見込みがないような遺体の
場合でも、脳が破壊されてさえいなければ意識だけは残り続けるということに
なるということになります。
でも、それって死んだ本人にとっては体が動かせるわけでもなく再び蘇生する
ことは出来ないことは確実なので、そのような状況でも意識だけがあるという
ことは完全に脳が機能停止するまで今までの人生について考えるとか、事故に
遭った原因を悔やむなんてことが出来てしまうわけですよね。
自分自身に置き換えて考えたら遺された人のことを思ったりしたとしても思い
を伝えるすべもないわけで、そんな感じで脳だけが機能するのならばいっその
こと瞬間的に脳死になって、死んだ瞬間に何もかも消えてしまった方が本当に
思い残すことなく死ねるので、その方が良いと思います。
自分自身を天井から見降ろしていた、などの体験が語られたり、肉体から魂が
抜け出る瞬間に痛みを感じた、という話が出る臨死体験という体験談はかなり
前から聞きますが、これについては痛み止めに使うモルヒネなどの麻薬成分の
作用によって幻覚・幻聴があるので、そういう非日常的かつ非科学的な体験を
することになるとされていますが、この部分についても完全に証明されたわけ
ではありませんからね、死語の世界について真実を語ることの出来る人を探す
ことは難しいことですが、いつか必ず自分自身に起きることですからね。
死んだ後に考え事をしなくても良いように死ねる方法を教えて欲しいです。
コメントありがとうございます。
いろいろな説がありますが、すでに他界している家族が迎えに来るという
話がありますね。祖父の場合、老衰で意識が朦朧としていた時に20年以上
前に亡くなっている祖母(祖父からすれば妻)が、玄関に鍵をかけている
ので、玄関から入れないと困っているから、開けてやってくれとと言い出したらしいです。祖父はそれから三日後に亡くなりました。