以上に外国人旅行者の割合は高くて、日本人は5%以下でした。
それだけ外国からの旅行者比率が高いのであれば、夕食の場所を探して歩いた
時に感じたように、外国人のお食事処は必須だと改めて思いました。
それはともかく、高山のホテルなので朝食時に高山名物は出るのかな?と思い
ブッフェメニューを一通り見ていて見つけたのが「けいちゃん焼き」でした。

高山名物というよりは飛騨地方、そうは言っても郡上八幡などの美濃地方にも
あるので、岐阜の山間部で広く利用されていると理解していただいた方が良い
かも知れませんが、田舎味噌と調味料を混ぜた味噌だれ(醤油味や塩味も一部
では売られています)に漬けた鶏肉とキャベツを炒めたものです。
鶏ちゃんと書いて、けいちゃんと読むわけです。
岐阜県在住ではありませんが、母親の実家が岐阜県だからか、出生地が岐阜県
だからかわかりませんが、鶏を使った料理の中では好きな料理です。
お値段もリーズナブルなので、高山市内でも普通に居酒屋などで食べられると
思っていましたが、そもそも居酒屋らしきものも見つからなかったので、朝食
で少しつまんだだけで終わりました。
他には朴の木の葉っぱの上に、調味味噌(田舎味噌と調味料を混ぜたもの)と
肉や野菜、きのこ、銀杏などをのせて固形燃料で焼いた朴葉味噌もありました
が、他にもおかずがありましたので取りませんでした。
朴の木の葉っぱを焼くと香りが良いと言われますが、子供の頃から朴葉寿司を
ことあるごとに食べさせられたので、個人的に朴葉は食傷気味なのです。
※朴葉寿司は、焼き鮭(作る人によって内容は変わります)などを混ぜ込んだ
五目ずしを生の朴葉で包んだもので、飛騨地方の地域料理です。
朝食後、高山が幕府の直轄地だった名残として現存する歴史遺産になっている
高山陣屋に行きましたが、時間もあまりなかったので門だけ見ました。
縄文時代とか、弥生時代の史跡は結構、興味津々なんですが、江戸時代の史跡
にはあまり惹かれないので、ちょっと対象外という感じですかね。
朝の宮川を覗き込みました。
綺麗な水ですね、きれいな川のある場所の人は川にゴミを捨てない心の綺麗な
住民が住んでいるというイメージがあります。
旧高山町役場は高山市政記念館になっていました。
申し訳ないですが、高山の市政には特に興味はないので外から見ただけです。
古い街並みを歩いていると、朝顔がきれいに咲いていました。
朝顔の花の中に潜り込んでいるのはクマバチです。
見た目はクマのようにコロコロしていて強そうな感じで、毛も生えていますが
スズメバチのように狂暴ではないので、刺されるようなことはありません。
特に有名な彫刻だとか、そういう類のものではありませんが石造りの招き猫は
あまり見たことが無いので久田屋さんというお店の前で写真を撮りました。
飛騨牛は高級すぎてディナーには無理だと思いましたが、旧い町並みを歩くと
お値段的には、ちょっと抑え気味の飛騨牛にぎり寿司のお店があります。
「お得な三種盛り」という3貫セット(1,000円)を頼むと竹炭塩と生姜醤油
ウズラの卵が乗った軍艦が煎餅の上にのって出てきました。
お寿司を食べた後、煎餅も食べればゴミも残らないという合理的な提供です。
霜降りの脂がのった飛騨牛のお寿司は、美味しいことは間違いないです。
ただ、ほんの一瞬の幸せという感じなのが残念ですね。
街歩きをしながら食べるのも良いかも知れませんが、斜め向かい側に系列店の
「茶の芽」というカフェがあって、そこで食べることが出来ます。
煎餅にのった肉寿司をポロッと落としたら残念なので、ゆっくりと落ち着いて
食べることをお勧めします。
その後、「カフェ青」というお店に行って、和風デザートを食べてしばらくの
間、落ち着いた庭を眺めてから、次の目的地である飛騨古川へと向かうために
高山駅へと移動しました。
高山の話はここまでで、この後は飛騨古川の話を書きます。
コメントありがとうございます。
お寿司は小さめですが美味しかったです。
肉寿司なので、脂がありますからたくさんじゃなくても良いですね。
紙皿だとゴミの処理に困りますし、プラスチックや陶器だと返却が必要
になるのに対して、煎餅だとそのまま食べられますからね。
考えた人は柔軟な頭の持ち主だと思います。賢い人ですね。