が始まって、それからしばらくすると産婦人科と泌尿器科の繁忙期が始まると
言われていましたが、何十年も経って、その傾向はあまり変わらないみたいな
感じで、日本の性教育のお粗末さを垣間見るようです。

ただ、性教育が実用的というか現実に即しているはずのアメリカでも、10代の
少女のうち4人に1人が少なくとも1種類の性感染症に罹患しているという調査
報告があったぐらいなので、日本の場合はもっと割合が高いような気がしない
でもありません。特に若年層が感染しやすい三大性感染症と言われている病気
(クラミジア・トリコモナス・性器ヘルペス)と、淋病の罹患者を合わせると
多分、アメリカの感染率を上回るのではないかと推測されています。
日本の場合は、相変わらず男女別々の純潔主義を主体とした観念的な性教育か
生殖にスポットを当てた教え方が多いような感じですが、実際の性体験を想定
して避妊や感染症防止のために、コンドームの使い方を教えたりすると脳内が
干からびたような教育委員会の年寄りが出しゃばってきて、低俗な教育だとか
妨害をするので、結局は性感染症の感染を野放しにしてしまっています。
口と性器の接触では感染しない。(だからオーラルセックスは安全)
本当に好きな人とならコンドームを付けずにセックスをするのが愛の証。
コンドームは射精の直前に付ければ大丈夫。
といったような間違った知識を訂正させることの出来ない大人が性教育をして
いる限りは、性感染症は増え続けて不妊や子宮がんのリスクの増加に歯止めを
かけることが出来なくなってしまう危険性があるわけで、日本の人口問題とか
女性自身のクォリティオブライフという意味合いも含めて、産婦人科医などの
専門家の指導の下で、もっと真剣に取り組まなければならないことです。
というような性教育の問題を書き始めると話が長くなるので一旦終わります。
性器の周辺が痒いとか、臭いが気になるようになった場合は早めに医療機関を
受診して治すことが大切であると同時に感染源と思われる人に心当たりがある
場合は一緒に受診して治さないと、何度でも感染させあう(いわゆるピンポン
感染)ということになりますから一緒に受診することも大切なことです。
もしも、一緒に受診するのを拒否したり自分は関係ないと言うような人は心の
奥では本当に愛しているとは言えない人です。そういう人とは完全に縁切りを
を考えるのが心と体を正常に保つのに大切なことです。