いませんでした。海の様子を見ていると30センチぐらいの魚が、時々水面から
跳ねますが、ボラですからゴカイの餌では釣れません。
水の中を覗き込んでも小魚の姿も無かったので、やはり魚釣りに向いた潮では
無さそうな感じでしたね。しばらくすると旅館の人もいなくなりました。

せっかくの温泉旅館なので、食事前の温泉ということで大浴場へ。
平日だったので他に誰も居ませんでした。大きな湯舟でも壁面に背中がついた
状態でないと落ち着かないので、人が多くても少なくても大浴場では端っこで
目立たないように浸かっています。
お風呂の時間は、5:30~9:00/15:00~23:30の二部制。
24時間は入れるところもありますが、逆に24時間でいつ掃除するの?という
疑問が湧くので、掃除の時間があるのは良いと思います。
レジオネラ菌とか、そんなリスクは極力減らして欲しいですからね。
夕食の時間が来て、お食事会場へ。
旅館によっては、部屋食というパターンがありますが、部屋まで料理を運んで
もらうというのも、なかなか落ち着かないもので、お食事処へ来てくださいと
いう形式の方が個人的には好きです。
料理はプラン通りの鳴門鯛尽くし会席でした。
一、先付 もずく酢
一、造り 鳴門鯛の薄造り
一、煮物 鳴門鯛の荒煮
一、台物 鳴門鯛の花見鍋
一、油物 鳴門鯛の桜葉揚げ
一、蒸物 茶碗蒸し
一、酢物 鳴門鯛の彩りサラダ
一、御飯 鳴門鯛の釜めし
一、香物 三種盛
一、水菓子 デザート
釜めしは固形燃料で炊くタイプで、旅館でよく見るタイプですね。
鯛の刺身って、かなりの確率で骨に当たることがありますが、サラダも刺身も
骨に当たることは全くありませんでした。さすがだなと思いました。
天ぷらは桜葉揚げということでしたが、大葉じゃないのかな?
葉っぱの色も緑なんで、桜の葉の季節は終わっていたように思います。
荒煮は、あら炊きという場合が多いような気がしますが、刺身や天ぷらの用途
に合わせて捌いた後のあらを煮てある料理ですね。
煮汁が染みていて美味しかったです。
ワカメは波に揉まれた鳴門ワカメが美味しいと有名ですが、ワカメについては
特に説明は無かったので、別の産地の物かも知れませんが美味しかったです。
シーズンによって宿泊費が違うようなので、金額についてはあえて書きません
が、鯛尽くしの会席料理付きの1泊2食の料金としてはお手頃価格でした。
鯛は養殖特有の生臭さみたいなものがなくて、天然ではないかも知れませんが
きちんと締めて処理されている美味しい鯛でした。
建物は年季が入っていましたが、寝るだけなんで美味しいものが食べられれば
それで良いという感覚で旅行しているので問題ありません。
朝食はこんな感じで、ザ・旅館の朝ごはんという感じでした。
一番のウリは右上の「幸せになる手作り海上ぷりん」です。
海上の意味が今一つわかりませんが、美味しいプリンでした。