が、今では割と一般的になっている、エシャレットという野菜があります。

白い小さなネギのような野菜で、細かく刻んでドレッシングに混ぜて使ったり
そのまま生で、サワークリームをつけたりして利用しますが、エシャレットと
いう、いかにも洋風野菜というかハーブのようなお洒落っぽい名前からすると
意外な感じですが、味噌をつけて食べてみて下さい、というポップ(説明)が
掲示してあるところもあります。
このエシャレットとは別に、輸入野菜を扱う食品店やデパートでは、ベルギー
エシャロットとか、エシャロットという名前で、ペコロス(小玉ねぎ)に似て
いるものの、もう少し細長くしたような野菜が売られていることがあります。
この、エシャロットとエシャレット、その違いはなんなんでしょう?
フランスやイタリアなどのヨーロッパに起源を持つ料理の調理の工程で重要な
香味野菜として利用されているのが、小玉ねぎに似たエシャロットです。
そして、エシャレットの正体は日本で古くから一般的な漬物用素材として利用
されているラッキョウを成熟前に収穫したものがエシャレットです。
元々がラッキョウですから、日本の調味料と相性が良いのは当然で、サクッと
した歯切れの良い食感と爽やかな香味がカレーライスの付け合わせに最適だと
言われていますが、ラッキョウ嫌いの人=自分には理解出来ません。
同じような目的で利用されているものとして、野草のノビルというものがあり
これも味噌を付けて食べたり、そのままかじったりして、和の天然素材=山菜
として人気がありますから、最近では栽培もされ販売されています。
エシャロットの場合は、洋風の煮込み料理などには欠かせない加熱用の野菜と
して、またエシャレットは、和風の口取り用、またはオードブルとして使う例
が多いので、名前と用途を間違えないように上手に使いたいものですね
ちなみに、酢味噌和えや「ぬた」などに使われる小さなネギのようなワケギは
という野菜がありますが、あれは海外産のエシャロットと日本産のネギを交配
させたものですから、ワケギは純国産の野菜ではありません、あまりにも野菜
の種類が増えているので、知らない野菜を無くすだけでも大変です。