食べたいものはいろいろあっても夕食の機会はこの時が最後なのが残念。
カンジャンケジャン(渡り蟹の醤油漬け)は、一日目にテジカルビを食べた店
でおかずの一品として出してもらえたので食べられましたが、ユッケジャンや
ヤンコプチャン(ホルモン焼き)は食べていませんでした。

が、今回は今までに食べたことのないタッカンマリを食べに東大門市場の近く
にあるチンハルメタッカンマリに行きました。
タッカンマリという料理は、簡単に言うと鶏を一羽丸ごと鍋で煮る料理です。
チーズタッカルビという料理の「タッ」は鶏のことで、ハンマリという言葉は
一羽ということで、タッカンマリは鶏一羽という意味になります。
サムゲタンも鶏一羽をそのまま使いますが、お腹の中に餅米や高麗人参などを
詰めて煮るのに対して、タッカンマリは鶏一羽をジャガイモと一緒に水炊きに
するもので、鶏そのものの味を味わい栄養を摂るための料理です。
東大門には、タッカンマリの店が集まったタッカンマリ横丁と呼ばれる場所が
あり、その中でも代表格なのがチンハルメタッカンマリというお店です。
人気店なだけに夕食時には人が集まり、番号札を貰って外で待ちます。
自分が持っている番号が、電光掲示板に出てきたら入店可能ということです。
外で待っていたのは地元・韓国の人だけではなく日本人も寒い中で自分の番号
が出てくるまで、おとなしく待っていましたが寒かったです。
中に入ると、隣のテーブルに居た人たちも日本人で、コロナ禍のために韓国へ
旅行することが出来なかった人たちの脚が向くのはやはり有名店でしたね。
ピリ辛のたれを自分で調合して食べるのが基本的な食べ方なんですが、スープ
にしっかりと鶏の出汁が出ていたので、そのまま食べました。
今になって気付きましたがタッカンマリの写真が全くありません。
写真を撮るのも忘れて食べたのか、今一つ記憶が無いんですよね。
鍋の締めにうどん(ククス)とか、ご飯を入れるみたいですが、そんなに空腹
ということもなかったので、鶏を食べて終了にしました。
その後、東大門まで歩いて東大門の街並みを一通り見てからタクシーでホテル
に戻って、日本へ帰る準備をしたのでした。
翌日、日本へ帰る時に忠武キンパを買って帰ろうとお店に行ったところ、開店
時間は午前9時ということで、しばらく人通りの少ない明洞で待ちました。
仁川国際空港発が13時だったので、11時までに着けば空港で昼食を食べること
は出来るだろうと思って空港バスで向かいましたが、空港内が激込みの状態で
出国手続きが終わって、出発ターミナルに着いた時には出発まで30分もなくて
朝食、昼食抜きでの空の旅になりました。
最後に空港で韓国料理を食べたかったんですけどね、残念でした。
韓国へ行かれる方、到着時はともかくとして、出国時も仁川国際空港の混雑は
かなり激しいので時間には充分な余裕を持って行かれることをお勧めします。