2022年11月13日

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 【2020年 東宝・アニプレックス】

話題の映画と言うか、シネコン(シネマコンプレックス)形式の映画館の中で
スクリーンの半数以上をリレー方式で上映し、ほぼ切れ目のない連続上映でも
観客が詰めかけていたアニメーション作品、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は
ユナイテッドシネマ稲沢で観ました。



ファンの人から見ればダメじゃんと言われそうですが、漫画の原作を読んでは
いませんし、放映されたアニメも見ていない、全くの予備知識なしで観ました
が、約二時間の上映時間中、途中で長いと感じることもなく最後まで集中して
観ることが出来たので、個人的にすぐれた作品だったと思います。


中学生の頃からの映画好きですが、面白くない映画にはトコトン対応力がない
というのが自分自身なので、合わない作品だと15分後には寝ています。

申し訳ないですが名作が多いジブリ作品でも「平成狸合戦ポンポコ」は、映画
の内容の記憶が全くないほど寝てしまったぐらいで、映画自体について評論家
の評価がどんなに高い映画であっても感性の合わない映画は面白くないですし
逆に評論家が100点満点で10点だと言ったとしても、面白いと思った映画なら
何度も見てしまう傾向があります。(所詮は趣味の世界ですからね。)



登場人物の名前も知らないで観ましたが、竈門炭治郎が炭焼きで生計を立てる
竈門家の家族が鬼に惨殺されて、生き残った妹の禰豆子も鬼にされてしまった
ために、妹を人間に戻し、家族の仇討をして、罪なき人々を鬼から守るために
鬼を狩る鬼殺隊に参加して仲間と共に戦うという筋は理解できました。

原作とテレビアニメで予習してない人には難しいかもね、というパターンから
展開される映画もある中、物語の中で説明をしてくれているこの映画はかなり
親切に作られていると思いましたし、作画のクォリティーも高く、多くの人々
が短期間で行方不明になっている無限列車の中で、鬼殺隊の中でも最上級者で
ある柱の一人である煉獄杏寿郎と出会い、乗客たちを巻き添えにすることなく
鬼を倒すために戦うというストーリー展開も予備知識なしでわかりました。

列車の中で「うまい!」と弁当を食べ続ける煉獄杏寿郎との出会い
呆気に取られる竈門炭治郎、我妻善逸、嘴平伊之助、なにかありそうな車掌が
現れて切符を切り、魘夢(下弦の壱)の術に陥り、夢の中から逃れられないと
いう筋書きを翻して…(以下、ネタバレのため省略)



テレビで三流タレントやいかがわしい評論家気取りが映画館全体が号泣なんて
話をしていますが、そういう同調圧力的な感想は要らんですよ。
泣いている人もいましたが、私は涙するまでは感じ入りませんでした。

スポーツ中継とかでも、日本全国が感動したとか、日本の国民なら涙なしでは
見られない感動とか、よく言っていますが、そんな薄っぺらい感動の押し売り
をされると余計に感動なんかしないわ、日本人じゃなくて結構と思う人なので
「全員が号泣」というアホな宣伝は止めて欲しいと思ってしまいます。

という話はともかく、煉獄杏寿郎の台詞には魅力的な言葉が多いので、宣伝で
引くわと思ってしまう人も一回は観ることをお勧めします。

現在は、U-NEXTの見放題で観られますし、その後テレビで放映された続きも
見ることが出来るので、続きが気になる方はそちらをどうぞ。

posted by SUZURAN at 20:33| Comment(0) | シネマクラブ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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