日本にしかないですから世界のテレビドラマから時代劇は無くなりました。
今でも時々、スペシャルドラマなんて放映されていますが、出演しているのは
殺陣もまともに出来ない、某ボーイズタレント専門プロダクションに所属する
タレント(役者ではない)ですから見る気にはなりません。
現在は映える殺陣を決められる役者が高齢化して現実に存在しなくなったこと
数少ない殺陣の上手い役者は大御所になってしまって出演料が高い上に、衣装
やセットにも莫大なお金がかかるということ、さらに大きな問題として現場で
プロの仕事の出来るスタッフが、高齢化や薄給のためにいなくなってしまった
ということで、毎週連続で放映することの出来る時代劇ドラマを作ること自体
が出来ないのが現実ということになってしまいました。
今はもう好々爺になっている高橋英樹が主演の「桃太郎侍」や役所広司などと
競演していた「三匹が斬る」、「死して屍拾う者なし」という冒頭での台詞が
妙にカッコ良かった「大江戸捜査網」そして、松平健主演の「暴れん坊将軍」
松方弘樹バージョンが好きだった「遠山の金さん」、岡っ引きなのに主人公の
「銭形平次」など、数え上げたらキリがありません。
そんな中に今はもう故人になってしまった、萬屋錦之介が主演していた作品で
「破れ傘刀舟・悪人狩り」というドラマがありました。
故・萬屋錦之介のもっとも有名な作品は「子連れ狼」の拝一刀だと思いますが
今回はとりあえず忘れて下さい。
市井の弱い立場の人たちが、悪辣な権力者=木っ端役人の武士にたいした理由
もなく斬り捨てられたり、娘をさらわれたりしたことを知ると蘭学医・叶刀舟
が愛刀を片手に破れた傘を差して相手の屋敷に乗り込んで、今回のタイトルに
書いた台詞を叫び悪党どもを全員まとめて斬り捨てるというドラマでした。
水戸黄門は権力をかさに着ている家老や老中なんて連中をさらに大きな権力で
抑え込むというドラマでしたが、庶民感情としては「桃太郎侍」の桃太郎とか
叶刀舟のようにバッサリと斬り捨てることに意味があったと思います。
その仇討ちをテーマにしたのが藤田まこと主演の仕事人シリーズだったわけで
こういうドラマが視聴率を取れていたということは、権力や財力を適切に使う
ことをしていない政治家や経済界の人々が存在していたことの証明でもあると
思いますが、現代は過去のどんな時代よりも叶刀舟や中村主水の活躍が必要と
される時代のように思いますので、安っぽい新作のドラマに中途半端な制作費
を使うよりも過去の作品を再放送してもらいたいなと切に思います。
かろうじてNHKが何とか続けていますね。
再放送が多いですが、それでも良いので流し続けて欲しいです。
コメントありがとうございます。
NHKの時代劇も昭和の頃の大河ドラマは、製作費もそれなりにかけて
「役者」が出演していましたが、平成以降はバラエティ番組の流れかと
いうようなレベルの出演者が重みのない芝居をして、製作費も減少して
率直に言って見るも無残な惨状という感じがしています。
新作は望んでいないので、昭和の頃のドラマをデジタル技術で高画質化
して、放映して欲しいと思います。実際にはテレビ自体を見ないので
有料配信になっている大河ドラマなどを無料にして欲しいです。
高田浩吉のフアンになり、今も時代物大好きです。
nice!の押し逃げで申し訳ないですが・・・。
我が町・弥生も下旬に入ったと言うのに天候が不順・春爛漫は、程遠いです・暑さ寒さも彼岸まで、日増しに暖かく成るのを願うが・・・。
ナイスです。
コメントありがとうございました。
引っ越し先は未定でしょうか?
決まっていれば、URLを教えてください。