のホテルチェーンベスト10」なんて感じで、読者からの投票で選出された航空
会社やホテル、ビーチなどのランキングが発表されることが多いです。

フォーシーズンズホテル ソウル 一回だけ泊ったことがあります。
別に海外の旅行誌を取り寄せて読んでいるというわけではなくて、CNNなどの
ニュースサイトでよく取り上げられるので読んでいるだけで、英語の理解力は
日本語の百分の一もありませんが、やっぱりビジネスマンを対象にした記事が
紹介されているので、「世界のビジネスホテルのトップ20」なんて記事もあり
それを読むと、世界標準のビジネスホテルと日本のビジネスホテルでは言葉の
意味が全く違うことを感じます。
ビジネスホテルと紹介されている中で、上位にあるのは、パークハイアットや
シャングリ・ラなど、超高級ホテルチェーンのフォーシーズンズやコンラッド
ペニンシュラに、マンダリンオリエンタル、インターコンチネンタルなど日本
なら、CEOレベルが利用するホテルが、ビジネスホテルとされています。
このようなハイクラスのホテルを「ビジネスホテル」と表現している人たちが
日本に初めて出張する際に、ビジネスホテルを手配して下さいと日本の担当者
(海外事情に詳しくない人だとします)にリクエストした場合、部屋の広さが
12平方メートル位のアパホテルのシングルルームに通されたとしたら、これは
ペット用ですか?今回はペットを連れてきていませんよとか、真面目に抗議を
されるんじゃないの?なんて思います。
日本のごく一般的な見方だと、ビジネスホテルと聞いたらアパホテル(とても
狭いので私は絶体に利用しませんが)とか、ドーミーイン、ワシントンホテル
ソラーレホテルズ、法華クラブ、ルートイン、スーパーホテルという感じだと
思うので、海外のビジネスマンが考えるビジネスホテルとは大きな差があると
いうのが実際のところです。
日本のビジネスホテルのイメージは、バスタブは体操座りをしないと入れない
大きさとか、寝返りを打つと壁を蹴るとか、一昔前の仕様だとそんな感じだと
思いますし、新しいホテルだといろいろと工夫はされていますが、それでもね
全体にコンパクトにまとまっている印象が強いですよね。
ベッドは小さくてもクイーンサイズ、カーテンの開閉などはリモコンで動いて
バスルームはトイレとは別になっていて、さらにシャワーとバスタブは分離と
いったハイアットやウエスティン、シャングリラが、ビジネスホテルだと表現
されると違和感を感じてしまうのは事実です。
ただ、本来の意味合いで考えれば、仕事の疲れをゆっくりと癒やし、翌日から
の仕事に供えて鋭気を養うのがビジネスホテルだ、というのが正しい意味だと
思いますから、ペニンシュラ並みのクラスの高級ホテルこそがビジネスホテル
だと表現するのが適切だとされれば正論ですね。
それじゃあ、現在の日本における独自呼称化しつつあるビジネスホテルという
表現はどうなるべきか?ですが、コンパクトホテルとかエコノミーホテルとか
海外からの来訪者にも理解しやすいようにすることも、日本を理解してもらう
ためには重要なことではないのではないでしょうか。
ドーミーイングループのように特色を作ることも大事ですね。
コロナ禍が収束に向かいつつある中で、再びインバウンド需要を取り込むべく
ホテル業界も背水の構えだと思いますが、海外からのお客さんがこれなに?と
違和感を抱かない呼称、名称にするのも大切なことの一つだと思います。
「セレブ」も本来の意味だと「著名人(富豪とは限らない)」になります。(^~^;)
コメントありがとうございます。
日本で使われるセレブは「金持ち」とか「ブランド物を身に着けた自称
高級志向」な人をセレブと呼ぶ傾向が強いように思います。
著名人でなくても「金持ちの子供」とかをセレブと呼んだりして、印象
としては、お金に関係する嫌らしさを感じる言葉になっていますよね。