のマックス・フェルスタッペンが優勝、2位には大差でルイス・ハミルトンが
入り、3位に1.1秒差でセルジオ・ペレスが入りました。
ルイス・ハミルトンはかなりプレッシャーを受けていたので、後1周あったら
セルジオ・ペレスが追い抜いてレッドブルの1-2になったと思いますが、現実
にW表彰台を獲得したので、良いレースでした。
五番手スタートのピエール・ガスリーも、今年最高レベルのパフォーマンスで
4位入賞を果たし、ホンダエンジンを搭載する三人が入賞し、角田裕毅も予選
の調子が良かったので、決勝でも入賞圏に入れそうな勢いはありましたが残念
なことに一周目でバルテリ・ボッタスとダニエル・リカルドが接触した影響で
減速したエステバン・オコンに接触し、ミック・シューマッハと共にリタイア
ということになりました。
左右から挟まれるように接触したエステバン・オコンは、13位で完走していて
角田裕毅とミック・シューマッハに両側から挟まれたことで、ぶつすった衝撃
が均等に配分されたのか、特に壊れずに済んだみたいです。
今回の優勝でマックス・フェルスタッペンは今シーズン9勝目。
永遠のホンダのエースドライバーである、故アイルトン・セナの8勝を抜いて
ホンダエンジンのドライバーの年間優勝回数記録を更新しました。
また、今回の優勝でポイントが加算され、二位のルイス・ハミルトンとの差は
19ポイントに広がり、ワールドチャンピオンにまた一歩近づきました。
リタイアしてしまった角田裕毅ですが、前日の予選中に、セルジオ・ペレスと
マックス・フェルスタッペンのタイムアタックの邪魔をしたとして、どうして
あんなところでウロウロとクルージングをしていたんだとヘルムート・マルコ
とクリスチャン・ホーナーに批判された件が気になっていたようですが、結局
アルファタウリのエンジニアが適切な指示をしなかったから悪いという結論に
なって、角田裕毅にはお咎めなしになりました。
結果としてはそうかも知れませんが、コーナーのアウトサイドを走っていた時
に後方から速い車が来たら、あれ以外に避ける方法はないと思うので、元から
批判されること自体がどうなの?という場面ではあったと思います。
来週には第19戦のブラジルGPが開催されます。
距離的にもかなりありますが、一週間(金曜日にはフリー走行なので実質的に
木曜日までには現地での準備を完了しなければならないわけです)で転戦する
というのはドライバー以上に、エンジニアやメカニッククルー、技術サポート
の担当者は大変でしょうね。
来週もホンダが勝てますようにと思いつつ、セバスチャン・ベッテルも表彰台
に上って欲しい一人なので、悩ましいところです。