状況にあっても、相変わらず、クレジットカードのカード番号とパスワードを
抜き出そうと考えるアホウは存在するわけで、私の罠メールアドレスに二件の
詐欺メールが飛んできました。
メールアドレスはあえて書きませんが、クレジットカードや通販サイトと全く
紐づけしていないメールアドレスを公開しているので、時々、全く身に覚えの
ないクレジットカードの停止連絡とか、明らかに怪しいメールがきます。

最近来た二件のうちの一件は「カードご利用内容の確認のお願い」というJCB
を名乗るメールです。(JCBのクレジットカードは持っていますが、カードに
紐づけしたメールアドレスを公開するほどのお人好しではないです)
以下、メール本文
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本メールはJCBカードのご利用にあたっての、大切なご連絡事項です。
そのため、「JCBからのお知らせメール配信」を「希望しない」に
設定しているお客様へもお送りしています。
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いつもJCBカードをご利用いただきありがとうございます。
弊社では、お客様に安心してカードをご利用いただくことを目的に、
第三者による不正使用を防止するモニタリングを行っています。
このたび、弊社の不正検知システムにおいて、現在、お客様がお持ちの
JCBカードのご利用内容について、第三者による不正使用の可能性を
検知しましたので、ご連絡を差しあげました。
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、
何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。
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弊社におけるセキュリティー対策について
あなたの口座が資金の安全のために凍結されたのですが、すぐにWEBサービス
IDとパスワードを再登録して、制限を解除しなければなりません
変更をご WEBサービスよりお申込みください。
■ 変更をご 方法
▼MyJCBログインはこちら
という感じで以下、変更方法が延々と書いてありますが、罠メールにメールが
きた時点で、詐欺メール(カードと紐づけされていないメールアドレスに内容
が緊急だろうがメールが着信することはありませんから、嘘なのは明白です)
世の中の誰もが罠メールアドレスを持っているわけではありませんので、実際
にクレジットカードに紐づいたメールアドレスに送信された場合、信用する人
がいるかも知れませんが、ログインはこちらと書いてあるURLはJCBとは全く
関係のない「my-jcb.zktxh26.top」というドメインになっています。
このドメインの検索をすると中国で登録されていますから、詐欺メールを勝手
に送り付けてきたアホウは中国人だとわかります。
zktxhというドメインの文字配列からして、いつでも捨てられる適当な付け方
でドメイン名を設定していますので、同じ文面でもログインに使用するURLは
変えているかも知れませんので要注意です。
同じような文面でsmbcを名乗るメールも来ましたが、こちらはもっとアホウ
で「三井住友ニコスwebサービス」なんて書いてきています。
SMBCは三井住友銀行ですが、ニコスはMUFG=三菱UFJグループなんで、全く
違うグループのカード(ニコス=旧日本信販)の問い合わせなんてあり得ない
ということにさえ気付かない適当な詐欺師のようで、ふざけてます。
メールの文章も接続詞がないとか、言葉の言い回しが変だったりするので話に
ならないレベルですが、慌ててしまうと騙される危険性がありますので、文章
をよく読んで、普通に金融機関で仕事をしている日本人なら、こんな書き方は
しないだろ?という部分が必ずありますので、冷静に対応して下さい。